オープンシャット封筒の特許・実用新案取得の報せから約十ヶ月が経ちました。喜びも束の間、各協力会社様にアピールをしたいけれどちょっと気後れしちゃう…そんな小川社長の背中を後押しすべく、こんな企画を立ち上げました。その名も「小川社長にインタビュー!! ~オープンシャット封筒にまつわるエピソードを聞かせてください~」。
――それではインタビューを始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
小川社長「はい。よろしくお願いします。」
――まずは今回取得した内容の確認です。PP封筒のオープンシャット技術は特許を取得し、普通紙封筒のオープンシャット技術は実用新案を取得で、間違いありませんね?
社長「はい、その通りです。どちらも我が社の所有する特許技術です。」
――ありがとうございます。それでは少しお話を伺っていきたいのですが、まず、どんなきっかけでオープンシャット封筒の着想を得ましたか?
社長「少し昔の話になりますが、とある駅前で路上演奏をしているサックスプレーヤーのCDを買いました。ジャズを奏でるテナーサックスの音色が心地よく、しばらく立ち止まって聴いていました。何枚かCDを手に入れて、もちろん、そのCDジャケットも素敵なデザインでしたが、彼のCDのパッケージを封筒で作りたくなったんです。普通紙の封筒ではなく、ちょっと豪華なPP封筒で。しかも何回も開け閉めできたら便利なのではないかと思い立ち、それがオープンシャット封筒へとつながりました。」
――きっかけは路上演奏だったのですね。制作例が手元にあるのですが、しっかりした作りになっています。素晴らしいアイデアですね。
社長「いただいた写真を使って、演奏の様に上品でシックなイメージに仕上げました。もう何年も前のことですが、今でもくり返し聴いているお気に入りのCDです。」
――特許取得を決めた時の、最初の周囲の反応はいかがでしたか?
社長「そうですね、応援6割、無関心4割というところでした。私自身、特許や実用新案取得にチャレンジした前例はなく、初めてのことで不安はありました。」
――…はい。無関心ですみませんでした。
社長「それでも、親切なアドバイスをくれた方々や、励ましの言葉をかけ続けてくれた身内がいたので、思い切ってやってみました。特許取得のことを一から勉強するのは大変でしたが、“やってみたい”、“作りたい”という気持ちを持ち続けて本当に良かったと、今では思っています」
――アイデアの思い付きからの行動力と実現力に感服いたしました。続いて、もう少しお話をお聞かせください。
=後編に続く=